経皮毒とは、日用品に含まれる化学物質皮膚から侵入し、体の中で有害な作用を引き起こす事です。身近な経皮毒の一例として、皆さんも一度は体験したことがあると思いますが、歯を磨いた直後の食事で、味が変わったと感じたことがあるはずです。それは、歯磨き剤に入っている、合成界面活性剤(発泡剤…ラウリル硫酸ナトリウム)が舌の味蕾細胞(味を感じる細胞)を一時的に溶かしているからといわれています。歯磨き剤は口の中で使うので、経皮吸収というよりは、粘膜吸収されます。粘膜には角質層がないため、皮膚バリアーが効かず、有害化学物質は経皮吸収の約13倍もの吸収率で簡単に吸収されるといわれています。

また、子供用の歯磨き剤にはイチゴ味やバナナ味など、たくさんの香料や人工甘味料が添加されているので、さらに有害成分を吸収する危険性が高まります。有害物質から自らを守るには、「有害な成分とは何か」という正しい知識をもって、安全製品を選択することが大切です。

参考文献 見てわかる!図解 経皮毒

※当院では合成界面活性剤不使用の歯磨き剤を販売しております。